2015年6月3日水曜日

iOS の開発に使える CocoaPods を試してみた

概要

CocoaPods はXcode用のライブラリ管理ツールです
.frameworkをダウンロードしてプロジェクトに手動で設定するとかいった作業が不要になります
まずは使ってみるところまで試したのでメモしておきます

環境

  • Mac OS X 10.10.3
  • Xcode 6.3.2
  • CocoaPods 0.37.2

インストール

cocoapods は gem コマンドを使ってインストールします
なので、事前に ruby のインストールを実施しておいてください
Mac であれば Homebrew でインストールすればOKです

brew install ruby

autoconf と automake も必要みたいなので、こちらも Homebrew でインストールしておきます

brew install autoconf automake

あとは CocoaPods をインストールすればOKです

gem install cocoapods

インストールが完了するとpodコマンドが使えるようになっています

使ってみる

インストールが完了したら使ってみましょう
podコマンドはXcodeプロジェクト配下で実行する必要があります

cd /path/to/xcode_project
pod setup
pod init

とやると Podfile というファイルが作成されます
これに必要なライブラリを記載していきます

  • vim Podfile
target 'xcode-sample-proj' do
  pod 'NCMB', :git => 'https://github.com/NIFTYCloud-mbaas/ncmb_ios.git' # <- add this line
end

target 'xcode-sample-projTests' do

end

テストで使用する個別のライブラリがあれば Tests の方にも記載します
記載出来たらライブラリをインストールしてみましょう

pod install

Podfile があるディレクトリで上記のコマンドを実行するとライブラリ一式が追加され Xcode 上でも使えるようになっています

動作確認

実際にライブラリのヘッダファイルが import できるか確認してみます

AppDelegate.m とかに以下を記載してみてください

#import <NCMB/NCMB.h>

これで構文エラーおよびビルドエラーにならなければOKです

実際のヘッダファイルは
Pods/Headers/Public/NCMB/ 配下にありました

Tips

  • clang: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation)
    上記エラーになった場合は、.xcworkspaceという拡張子のファイルを XCode で開くようにしてください

最後に

Ruby の gem と同じ仕組みだと思います
これで Github などで公開する場合には一緒に Podfile も commit すれば他の人が簡単に依存するライブラリをインストール、セットアップすることができます

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