2015年12月24日木曜日

Windows7 で Apple の Magic Keyboard を使ってみた

概要

Apple の新しいWireless キーボードである Magic Keyboard を Windows7 で使ってみたのでその設定方法について紹介します

環境

Magic Keyboard を接続する

とりあえず Windows7 と接続して使えるようにしてみましょう

1. Windows7 に USB の Bluetooth ドングルを接続する

USB のレシーバを接続すると自動でドライバのインストールが始まるのでインストールが完了すれば OK です

2. Magic Keyboard の電源を ON にする

Magic Keyboard の電源は側面上部にあります
スライド式で右にスライドすると電源が ON になります
電源が ON なのか、充電状況はどうなのか、充電中なのかをどうやって確認すればいいのかがわかりませんでした
とりあえず購入した直後は Lightning ケーブルを挿して充電しながら作業しました

3. Magic Keyboard を Windows7 に認識させる

あとは Windows7 側でスキャンしてキーボードを接続すれば OK です

ドングルが使えるようになるとタスクトレイに Bluetooth のアイコンが出現します
select_icon.png

アイコンを右クリックして「デバイスの追加」を選択します
add_device.png

デバイスの追加画面になるとスキャンが始まります
先ほど Magic Keyboard の電源を ON にしているのでしばらくすると Windows7 が Magic Keyboard を認識すると思います
認識したらデバイスを選択して「次へ」を選択します
select_device.png

PIN コードを確認する画面になります
どうやら Magic Keyboard とペアリングする場合は Magic Keyboard 側で発行されている PIN コードを Windows7 で確認する感じみたいです
とはいえ、 Magic Keyboard 側で発行されている PIN コードが何かわからないのでとりあえず「次へ」を選択すれば大丈夫です
pairing.png

これで Windows7 と Magic Keyboard のペアリングは完了です
おそらくこの段階でキーボードとして使えるようになっていると思います

US 配列用の設定

自分の場合 Windows7 側の PC はノート PC でキー配列は日本語配列のキーボードになっています
なのでこの状態で US 配列の Magic Keyboard を接続すると日本語配列として認識されてしまいます

自分は US 配列として Windows7 に認識させるために yamy を使っています
プラス Magic Keyboard をより Windows7 で使いやすくするために以下の設定を追加しました
※ Caps <- -> Ctrl の切り替えは別のキーマップツールを使っています

mod          windows         -= LeftWindows
mod          alt             += LeftWindows
key          *LeftWindows    = *LeftAlt
def subst    *RightWindows   = $ToggleIME
def subst    *RightAlt       = *Insert

これを 104on109.mayu ファイルに追記してあげています
やっていることは以下の通り

  • 左 Command ボタンを Alt キーに変更
  • 右 Command ボタンを IME 切り替えトグルに変更
  • 右の Alt キーを Insert キーに変更

その他困ったことなどをメモ

  • Windows キーを押したい場合
    今回の yamy で左右の Command キーを別のキーに割り当てたので Windows キーがなくなってしまいました (デフォルトだと Command キーが Windows キーに割り当てられている)
    どうしても押したい場合は別のキーに割り当てるしかないと思います
    ただ、複合キー (別のキーと一緒に押すこと)にするとなぜか Windows キーとして認識されるみたいで Command + r でファイル名実行が起動しました
    -> 「def subst *LeftWindows = ESC」だとその挙動になりましたが、Alt キーにバインドするようになってからできなくなりました
    ただ、右 Command + r は動作するので、それで代用するといいと思います
    ( おそらく、キーのバインドの定義によって同時押ししたときには、変更を反映させないみたいな定義方法があり、それで定義しているためだと思います、、、詳しくは調べてみないとわからないです、、、すいません)

  • Delete キーが BackSpace になっているため Delete キーがない
    本来であれば Mac の挙動として Fn キー+ Delete キーでカーソルの後の文字列も消せるのですが、どうやら Fn キーがうまく動作していないみたいでそれができません
    https://discussions.apple.com/thread/7283262?tstart=0
    場所的には Eject キーが Delete キーの場所としてピッタリのなのですが、 Eject キーもうまく認識されず置き換えもできない状況でした
    なので、これもやろうとしたら別の使わないキーに Delete を割り当てる必要があります

  • Insertキーがうまく動作しない
    動作するようになりました
    def subst *RightAlt = Insert

    def subst *RightAlt = *Insert
    と記載する必要がありました
    理由は不明ですがうまく動作しませんでした
    うまく動作しないというのは具体的に Cygwin 上での話なのですが、Cygwin 上で Shift + Insert は貼り付けなのですがそれがうまく動作しませんでした
    キーを押した時の挙動だとちゃんとInsertとして認識されているみたいなのですが、Shift と合わせて押すと意図した動作になりませんでした

感想

やはり Mac 用に作られたキーボードなので思い通りに動かない部分はある感じです
特に US 配列の Magic Keyboard を Windows で使うとキーが足りずに普段使わないキーに使いたいキーを割り当てるなどしないとダメだと思います
そうなると本当はいつもそこにあるキーが、Magic Keyboard で作業するとないということになり逆に作業効率が下がるような気もします

とは言えキーストロークは最高です

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